商業不動産の書類への署名時間を 25 % 短縮した RAAMP
RAAMP は、高度な経理および賃貸借契約ソフトウェアを組み合わせた、使いやすい単一のプラットフォームで商業用不動産管理プロセスの簡素化を実現しています。
賃貸借契約書、経理、データ入力、署名依頼の合間に商業用不動産の管理業務を行うことは容易ではありません。こうした理由から、RAAMP は、賃貸借契約書の複雑な法律用語を解読し、シンプルな要約や次の手順の通知を顧客に送付することで商業用不動産プロセスを簡素化するためのソフトウェアを構築しました。不動産業界で「リース アブストラクション」と呼ばれるこのサービスによって、RAAMP の顧客は数十万ドルを節約することができました。RAAMP のランドラム・ランドルフ社長は次のように語ります。「ある顧客に賃貸借契約の更新を行うかどうかの選択権がありました。この選択権を行使しないと、賃貸借契約は無効になります。そこで、RAAMP は顧客にその選択権を行使しなかった場合、今後 5 年間で賃料が 8,000 ドル上昇するという通知を送付しました。当社の 1 回の通知で、顧客は 481,000 ドルを節約したのです。」
事業は順調でしたが、ランドルフ氏は、顧客が賃貸借契約書への署名依頼も送信できればプラットフォームの価値がさらに高まることを確信していました。そのとき、たまたま新しいクライアントが RAAMP にこの機能がないか尋ねてきました。賃借人と家主が締結する賃貸借契約書の諸条件を確認する禁反言というドキュメントが 170 通近くあり、クライアントはそれらをできる限り早く送付したいと考えていたのです。
ランドルフ氏は、この新規の有望顧客を失いたくなかったので、わずか 2 週間で契約書と禁反言の署名依頼を迅速かつ簡単に送付する方法を探して実装するという、いちかばちかの課題をチームに課しました。彼はそのとき、電子署名ソリューションが必要なことに気が付いたのです。
とはいえ、電子署名ソリューションを見つけるだけでは不十分です。完全な資産管理スイートを実現するには、ユーザーに RAAMP のプラットフォームにとどまってもらうためのツールを探す必要がありました。「当社のすべてのタスクがインテグレーションの対象となります」とランドルフ氏は説明します。「他のソリューションとのインテグレーションは便利ですが、他のウェブサイトにタスクを送るような連携機能は使いたくありませんでした。」
ランドルフ氏はまず、PandaDoc や DocuSign をはじめとする他の API プロバイダを調査しましたが、価格帯とインテグレーションのセットアップの速度に不満が残りました。その後、Dropbox Sign を見つけたのです。
「前にクライアントが署名を収集しようとしたときは、半分ほどしか集まりませんでした。今回、Dropbox Sign を使用することで 75 % を超える署名を回収することができました。」
RAAMP が Dropbox Sign API を選んでから 1 週間半足らずで、予定を前倒しして電子署名のインテグレーションが完了しました。なぜこれほど早い実装が可能だったのでしょうか。ランドルフ氏は Dropbox Sign API のおかげだと述べています。
Dropbox Sign API では SDK のライブラリを提供しているため、RAAMP は電子署名のインテグレーションをゼロから始める必要はありませんでした。「多くの会社には .NET SDK がありません。SDK があればすぐに投入して呼び出しを開始できるのですから、本当に便利でした。」
SDK だけでなく、RAAMP は Dropbox Sign テスト用サンドボックスを最大限に活用したことで、全体的なプロセスをシンプルにすることができました。「テスト プロセスはシンプルで、簡単に実行できました。必要なものをすべて提示すると、面倒な作業は Dropbox Sign 側で行われました。」
最後にランドルフ氏は、インテグレーションのスピードはサポートのおかげだと語りました。「Dropbox Sign チームは実にすばやく、返ってくるデータ スキーマに関する私の質問に答えてくれました。」
同氏はまた、Dropbox Sign の導入にかかる全体的なコストにも満足していました。
「DocuSign では API に接続するだけで 2,000 ドルかかりました。Dropbox Sign も 1,400 ドルかかりますが、署名 1 件あたりのコストはずっと低く済みます。最初に API を使用したとき、そのコストはあっという間に回収できました」とランドルフ氏は説明します。
RAAMP で送信する署名依頼は、ビジネスの動向によって 1 か月あたり 25~500 件と幅があるため、使用量に応じた柔軟な価格設定が重要な決め手になりました。「DocuSign では、たとえ年額料金を支払っていたとしても未使用の署名依頼を次月に繰り越すことができません。ですから Dropbox Sign の柔軟性も私にとっては魅力の 1 つでした」とランドルフ氏は語ります。
インテグレーションを完了すると、RAAMP はさらに多くのプロセスに電子署名を組み込みました。RAAMP の顧客は、プラットフォームを介して独自の要求を送信できるようになりました。ランドルフ氏は言います。「顧客が意向内示書に署名を必要とする場合、RAAMP から送信してテナントに署名してもらうことができます。こうすることでプロセス全体がより簡単になります。テナントがどこにいても、ここに署名してもらえるのですから。」
賃貸借契約書の要約作成を 60 % 高速化
契約書の署名プロセスが迅速かつスムーズになったことで、RAAMP は賃貸借契約書の要約作成を 60 % 速くし、顧客が平均 4 万ドル節約できるようにしています。
署名依頼への署名が 25 % 増加
Dropbox Sign を導入したことで、RAAMP はあるクライアントの成約率を約 50 % から 75 % 以上に押し上げました。
必要に応じて多くの(または少数の)署名を送信できる柔軟性
未使用の署名依頼は次月以降に繰り越せるため、RAAMP が送信する依頼がわずか 25 件でもよく、またわずかな追加料金で 500 件に及ぶ依頼を送信することもできます。
すばやくスムーズな API インテグレーションのプロセス
RAAMP は Dropbox Sign API をわずか 1 週間半で自社のプラットフォームに完全に統合し、電子署名をしてもらうための禁反言や契約書の送信を迅速に開始できました。
回収可能な Dropbox Sign API のコスト
RAAMP が Dropbox Sign API を使用し始めた結果、まる 1 年分のサブスクリプション コストを補うだけの成果が得られました。
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RAAMP の次のステップ
RAAMP では次年度中に 100 万件の賃貸借契約書の要約作成を目指しています。ランドルフ氏はさらに、RAAMP プラットフォームの電子署名機能を使用する顧客に追加費用が発生しないようにするため、Dropbox Sign のユーザー認証を有効にする予定です。「将来的には、ユーザーが自身の Dropbox Sign アカウントを使用して、さらにコストを削減できるようになります。」
RAAMP のような成果を上げるには
Dropbox Sign は、ビジネスにおいて法的拘束力がある電子署名を送信、受領、管理する最も簡単な方法です。G2 での評価において、2 年連続で使いやすさ 1 位に選ばれた当社の電子署名ソリューションは、お客様の最も重要なワークフローを迅速化し、よりシンプルで安全性の高い業務を実現できます。無料トライアルに今すぐ登録して、ビジネスのデジタル化を始めましょう。