デジタル トランスフォーメーションで HelloSign を活用、デジタル ボランティアの規模を 5 倍に拡大した Tech for Campaign
Tech for Campaigns は、米国で最大規模のデジタルによる政治ボランティア ネットワークです。1 万人近くのスキルのあるボランティアが属する、拡大し続けるコミュニティを活用して、選挙に勝つために必要なデジタル戦略を取り入れるための世界レベルの人材とテクノロジーを、革新系や中道派の政治キャンペーンに提供しています。
技術者は、米民主党の選挙応援に自分のスキルを活かす機会を歓迎するだろう。Tech For Campaigns(TFC)は、2017 年、そう考えた 3 人の技術分野の起業家のアイデアから始まりました。このアイデアを Google ドキュメントで共有してから 3 日間のうちに、ジェシカ・オルター氏と共同創業者は、関心を持つ 700 人以上のボランティアを集めました。彼らが直面した課題は、関心を持つボランティアで構成されたこの初期グループを、全米で数百人に上る民主党候補者のニーズを満たせるように拡大することでした。
オルター氏は次のように説明します。「高いスキルを持つ技術系人材に対する需要は当初から高かったため、プロジェクトにボランティアを迎え入れてマッチングする作業を効率化する方法を早急に見つける必要がありました。」
TFC のオペレーション責任者、アレックス・リンゼイ氏は言います。「私たちはプライバシーとセキュリティを非常に重視しており、その一環として、ボランティア全員に、内部サービスに加わる前に秘密保持契約(NDA)に署名してもらいます。」
「当初のオンボーディング プロセスには、NDA へのリンクを記載したメールの送信、署名済み NDA を内部に通知するための Slackbot の統合と、それに続く、手作業によるボランティアの記録とプロジェクトへのマッチングのステップが含まれていました」とリンゼイ氏は説明します。
「ボランティアを配置したプロジェクトは 1 年間で 50~250 件にまで増加しました。HelloSign は、革新系や中道派の候補者のデジタル部門になるという当社のミッションを後押ししてくれています。」
オルター氏とリンゼイ氏、そして同社のチームは、大規模な選挙がある年にキャンペーン プロジェクト数を増やすためには、自動化されたオンボーディング ワークフローを構築する必要があると認識していました。そこで、ボランティア マッチング システムに数日で組み込むことができるモバイルファーストの API ソリューションを求めていた同社は、HelloSign を選びました。
「HelloSign API で特に気に入っているのは、検証済みのデータに基づいて、手作業を一切介さずに法的拘束力のある署名を管理し、コンプライアンスを維持できる点です」とオルター氏は言います。
リンゼイ氏が続けます。「API の統合は非常に大きな価値をもたらすと同時に、ワークフローの自動化に欠かせないものでした。まず社内システムでボランティアをプロジェクトにマッチングした後、ボランティアが NDA に署名するとすぐに通知が届きます。API の統合によって、ボランティアを自動的にオンボーディングのパイプラインに誘導できるようになり、プロセスから手作業のステップを排除できました。」
スタッフを配置した社内プロジェクトとキャンペーン プロジェクト数が 400 % 増加
2018 年のもう 1 つの大きな成果は、デジタル ボランティアを配置した社内プロジェクトとキャンペーン プロジェクトの数が大幅に増えたことです。「ボランティアを配置したプロジェクトは 1 年間で 50~250 件にまで増加しました。HelloSign は、革新系や中道派の候補者のデジタル部門になるという当社のミッションを後押ししてくれています」とオルター氏は言います。
リンゼイ氏が付け加えます。「デジタル トランスフォーメーションを果たしたことで、選挙で勝利するために欠かせない重要なデジタル プロジェクトを運営するキャンペーンの依頼が来たときには、デジタル パートナーとして依頼者の求めに応えられるようになりました。依頼者のニーズをすばやく見極めて、関連する高度な技術的知識を持つ 3~5 人のボランティア チームをマッチングします。」
1 年間にマッチングしたボランティア数が 366 % 増加
創業 2 年目の 2018 年、オルター氏と TFC のチームは、社内プロジェクトやキャンペーン プロジェクトに参加したいというボランティアの数を大幅に増やすことに成功しました。
「Fast Company」誌により 2018 年の Most Creative People の 1 人に選ばれたオルター氏は次のように語ります。「18 か月で 1 万人近くのデジタル ボランティアのコミュニティを構築しました。マーケティングやデザイン、ソーシャル メディア、エンジニアリング、データ アナリティクスなどのスキルを持つ人々です。その全員が、TFC のプラットフォームを通じて世の中をより良くしようとボランティアに登録したのです。」
「ボランティア プロジェクトへの最終的なマッチング確認のステップで HelloSign API を活用することは、プロジェクトに従事するボランティア数が 1 年間で 150 人から 650 人に、つまり約 5 倍に増えた重要な要因の 1 つとなりました」とリンゼイ氏が補足します。
業務効率の向上によって研ぎ澄まされたコア コンピテンシーへの注力
NDA に署名してもらうまでのサイクル タイムを短縮することで、TFC の業務効率が向上し、1 万人のボランティアのうちかなりの数が、より短期間で活動を開始できるようになりました。
「業務効率を評価する際に私たちが注目する重要な指標の 1 つが、プロジェクトにスタッフを配置するために必要な合計時間です。メールの送信など、何かを手作業で行う必要があるときは常に、時間と労力が費やされ、この指標にマイナスの影響を与えます。」
「HelloSign の統合は、プロジェクトへのスタッフ配置にかかる合計時間の短縮に一定の役割を果たしました。各サイクルでマッチングできるキャンペーンの数が増え、各キャンペーンで才能ある技術者コミュニティのスキルを活用できるようになっています」とリンゼイ氏は言います。
Tech for Campaigns の次のステップ
Tech for Campaigns が提供するデジタル支援は、キャンペーンに競争優位性をもたらすと同時に、有意義でインパクトのある方法でボランティアとしてスキルを提供する機会を技術者に提供します。オルター氏と同社のチームは、2019 年に主要な州でさらに多くのデジタル プロジェクトを提供する予定であると同時に、2020 年の大規模な選挙サイクルに向けて準備を整えています。
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